雪花伽

たぬきと添い寝したい。

簡単な一点透視パースの描き方・前編

以前、コピックの使い方講座を連載していましたが、

空間デザイナーの卵だった私がマーカーについて語る - 雪花伽

今回からは上級編です。

主にインテリアパースに使える技法を書いていきたいと思います。

 

というわけで、一点透視パースの描き方を解説します。

なんとなく遠近法が分かっている人向けですが、家具のサイズがきっちりと決まっている場合に正確なパースを描くことができます。

技法書ではまだ見かけたことがないので古いやり方なのか、それとも私の先生のオリジナルかもしれないのですが、

私はこれを使って仕事をしないので、どうせ忘れていくだけなので、ここに記録したいと思います。

 

用意するもの

・紙

・鉛筆

・画板(紙から線がはみ出しても大丈夫なもの)

・三角定規

・三角スケール

・描きたい部屋の平面図・立面図(なくても可)

 

三角スケールは建築をやらない人にとっては馴染みがないと思いますが、

1/100〜1/600を図面上で変換するのに便利な定規です。

 

1.基準線を引く

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 三角定規で水平・垂直線を引きます。水平線は床レベルなので線F、垂直線は高さなので線Hということにしておきましょう。交わるところは原点Oです。

 見にくい写真ですみません。

 

2.部屋の横幅・高さを取る

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 縮尺は1/20〜1/40で取ることが多いので、三角スケールの1/200〜1/400を使います。

 ちなみに描きたい絵の大きさに合わせて選んでください。

 今回は1/20が妥当でしょうか。ということで1/200を使うことにしました。

 今回は横幅3,500mm×奥行き3,500mmの部屋を描きます。線F上に3,500の印をつけます。

 高さも取ります。一般的な住宅だとh=2,400(mm)です。建築法的にはh=2,100が最低です。

 でも最近の家はh=2,700も多いので、線H上には2,700の印をつけることにしました。

 

3.部屋の枠を作る

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 2の印から水平・垂直線を延ばします。

 この長方形が絵の入る枠になります。部屋の一番手前を輪切りにした地点です。

 

4.アイレベルを設定する

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 まずアイレベルを取ります。

 インテリアの世界ではh=1,500と言われていますが、半分ってことでh=1,200にするときもあるし、

 家具の高さが高いときに画面がパッとしないだろうなって思ったら、高めに設定することもあります。

 私は自然な感じにしたいので、h=1,500が多いですね。H上に1,500の印をつけ、水平線を引きます。この線をアイレベルってことで線Eとします。

 

5.消失点を設定する

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 平面図上のどこに立っているかを決めます。

 左側から1,500の地点に立っているということにしましたので、線F上に点Oから1,500の印をつけ、そこから垂直線を立ち上げます。

 この線と線Eと交わった点が消失点・VPです。

 それから、あまり視点を端にすると不自然なパースになるので、できるだけ中央に近いほうがいいです。

 

長くなってきたので続きは次回です。

お疲れ様です。