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雪花伽

たぬきと添い寝したい。

美術史の話8:ポン=タヴェン派・ナビ派・アンティミスト〜中二病と言わないで

近代美術史

ナビ派

ポン=タヴェン派

アンティミスト

 ゴーギャンのお話。

 

ゴーギャン物語

 裕福な株式仲介人であったゴーギャンは、趣味で絵を描く日曜画家でした。

 ある日、脱サラして画家に。

 ↓

 ゴッホの弟・テオの策略で、ゴッホと黄色い家で共同生活を送りますが、かの「耳切り事件」が勃発・破綻してしまいます。

 ↓

 ゴーギャンは文明を嫌い、素朴な文化の残るポン=タヴェン村やタヒチで制作しました。

 

Q.総合主義とは

 《説教の後の幻影》

 教会での説教の後に、聖書の場面を幻視しているという図です。説教後の現実の風景と、聖書の中の非現実が一体となっているのを、総合主義と言います。

 技法としては、平塗りの色彩と太い輪郭線によって「理念」を描こうとしました。

 

Q.ポン=タヴェン派って何?

 ゴーギャンが原始を求め制作したブルターニュ地方の村・ポン=タヴェン村に集った画家たち。

 ゴーギャンをリーダーとし、エミール・ベルナールが立役者に。

 セザンヌや中世のステンドグラスから着想を得たクロワゾニスム。

 

Q.ナビ派とは

 1888年、ポン=タヴェン村滞在中のゴーギャンの教えを受け、ポール=ヤソジュが〈護符〉を描き、パリへ持ち帰ったのがきっかけ。

 「赤っぽいなら全部赤で塗ってしまえ」という暴言もあります。

 

 “ナビ”とは、ヘブライ語旧約聖書の中の「預言者」という意味です。

 自分たちの中だけで通用する用語・制服・しきたりを考案するなど、結束を固めつつ、新しい芸術の預言者を自負しながら制作しました。

 中二病とか言わないでください。

 

Q.親密派(アンティミスト)とは

 ナビ派の中でも、特にボナールとヴェイヤールは日常の題材、特に室内の情景を描き、親密派と呼ばれました。

 身近な題材を通し、画家あるいは対象物の内的な世界を描き出しました。

 

まとめ

ゴーギャン

 総合主義 現実と非現実が一体となった絵画。

 「理念」を描く。

・ポン=タヴェン派

 1880〜

 ゴーギャンをリーダーとする。ベルナールのクロワゾニスム。

ナビ派

 1888年、〈護符〉を機に、装飾的絵画。

 中二病

 特にボナールとヴェイヤールは親密派と呼ばれ、身近な題材を通し、内的世界を描く。

 

お疲れ様です。