雪花伽

たぬきと添い寝したい。

近代美術史の話4:バルビゾン派〜思想を共有した画家たち

バルビゾン派

Q.「バルビゾン」って何?

 バルビゾンとは、フォンテヌブローの森の北西部にある村の名前です。

 様式・技法というよりも思想を指しています。つまり、作風はばらばらで一概にはくくれません。

 見ていきましょう。

 

・第一期:理想主義的風景画

 コロー

 神話を題材とした、古典主義的な理想美。(新古典主義

 

・第二期:農村風景

 ミレー

 農作業を崇高に扱い、農民を理想化。農民なのに神々しく描く。(ロマン主義

 

・第三期:即物的風景画

 ドービニ、ディアズ

 理想化・神話化・ロマンティックな感情を廃し、人間の感情を投影しないありのままの自然を描く。(写実主義

 

 古典主義→ロマン主義写実主義と向かう流れが見えてくると思います。

 これは丁度この頃の近代美術の流れと一致しています。

 写実主義については次回お話ししたいと思います。

 

思想

・反近代主義

 自然主義と労働者礼賛。

 産業革命がありました。

 特にミレーは、戦前日本における農民解放運動と連動し、一家に一枚、天皇の絵と並んで飾られていました。

 

まとめ

 バルビゾン村に住んで制作した画家たち。

 1830 カミーユ・コロー

 1835 テオドール・ルソー

 1849 ミレー、トゥカン、ディアズ、デュプレ

 様式や技法というよりも思想。

 反近代主義としての自然主義と、労働者を礼賛する反資本主義(社会主義

 

お疲れ様です。