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雪花伽

たぬきと添い寝したい。

近代美術史の話2:ロマン主義〜狂気を初めて芸術の題材にする

近代美術史

ロマン主義

Q.新古典主義ロマン主義の違いは?

新古典主義

 古代の理想美の模倣こそ至上

 合理主義、理性

 

ロマン主義

 「個性」「独創性」に最大の価値。

 非合理性 ex.激しい感情、野蛮、残虐、狂気、夢

 

芸術観

1.非合理性(狂気)を芸術の題材として取り上げる

 テオドール・ジェリコーは、パラノイアという精神病患者をよく描きました。

 心の内に閉じこもってこちらを見ていない感じが怖いです。

 

2.画家の個性に最大限の重きを置く

 個人という概念が生まれたことは前に述べた通りです。

 

3.実際の事件を取り上げるなど、現代性がある

 《メデュース号の筏》

 1816年、メデュース号のいかだの上で13日間漂流した人々が発見された。

 極限状態の中、人肉を食らって生き延びた。

 この事件は多くの人々に衝撃を与えた。

 

 鬼気迫る描写は死刑囚の死体をスケッチするなど、習作を重ねました。 

 

ターナー

 自然主義

  人間の予測を超える自然の脅威を礼賛し、産業革命に伴う近代化を批判。

 

フランシスコ・デ・ゴヤ

 「窓から落ちる人間を五方向から描けなければ画家ではない」

 宮廷画家だったゴヤは、明るいパトロン好みの絵を描き、売れっ子になりました。

 晩年、聴力を失ったゴヤは、無音の世界でひたすらこの世の不条理を見つめ続け、《我が子を喰らうサトゥルヌス》などを描きます。

 絵具の鉛中毒という説もあります。

 

まとめ

 18c末〜1860年代初頭

 「個性」を重視し、非合理性を芸術の題材として取り上げる。

 夢想ではなく、創造的構想力による絵画。

 

お疲れ様です。