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雪花伽

たぬきと添い寝したい。

近代美術史

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ポスト印象派編

ポール・セザンヌ 南仏のエクス・プロヴァンスのブルジョワの息子。コミュ障。 実は第一回印象派展に出品していたりする。都会暮らしが合わずエクスに戻る。 マネのことを尊敬しすぎて握手するのが申し訳ない。手を洗ってないんで、とか言って遠慮しちゃう。…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ゴッホ編

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ オランダの牧師の家に生まれる。一年前に死産した兄と同じ誕生日に生まれたので、同じ名前をつけられた。 おじが老舗画廊を経営していたので、画商として働いていた。意外と有能だったらしい。 愛が重すぎて、ろうそくの火で手…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ドガとか編

イレール=エドガー・ドガ マネと同世代のブルジョワ。 人嫌いで基本的に性格が悪い。 マネとは気が合い、夫婦の肖像を描いたが、気に入らないといってマネに破かれた。(のちに和解。) モネと険悪。 メアリー・カサット アメリカ出身のブルジョワ。ドガの…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ルノワール・グレール画塾編

ピエール=オーギュスト・ルノワール 女の子の絵ばっかり描いていたから危ない人だと思っていたけど、むしろ心が乙女に近いんじゃないかと思い始めました。最近はブグローとかの方がやばいだろって思います。 努力の人。陽気。 気難しいセザンヌも、ルノワー…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜モネ編

クロード・モネ ルノワールがポジティブだとしたら、こちらはネガティブボーイ。自殺をしようとしてセーヌ川に飛び込んだけど、無傷だったからどうでもよくなった話とかある。 ルノワールとは画塾時代からの親友で、よく比較される。風景画家と言われるが、…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜マネ編

印象主義の補足で、印象派周りの人間関係について語ります。 前の記事でも述べた通り、印象派は史上初のグループ展を開いた一派で、画家同士が親密です。 エドゥアール・マネ 印象派の父。 ブルジョワの生まれで、洒脱なパリジャン。あと女好き。 豊富な古典…

美術史の話14〜総括

総括 近代美術は、合理主義芸術と非合理主義芸術とに大きく分けられることがお分かりになると思います。 合理主義芸術:新古典主義→写実主義、アカデミスム、セザンヌ・スーラ、立体主義、ピュリスム、デ・スティル、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス …

美術史の話13:エコール・ド・パリ〜故郷を失くした放浪者

エコール・ド・パリ エコール・ド・パリとは、パリ・モンマルトルに集った、国籍も作風もバラバラな画家たちの一派です。 当時のモンマルトルは家賃が安かったため、世界各地から貧しい若手芸術家たちが集まってきました。 故郷を喪失した放浪者たち。その作…

美術史の話12:形而上絵画・ダダイスム・シュルレアリスム〜だいたいデュシャンのせい

形而上絵画 ダダイスム シュルレアリスム Q.【形而上】とは 精神や本体など,形がなく通常の事物や現象のような感覚的経験を超えたもの。(大辞林 第三版より) ↑よく分からないですよね。 具体的な事物を神秘的・非現実的な空間に配置して、現実の背後に潜…

美術史の話11:表現主義〜印象主義とは言葉の上で対立

表現主義 印象主義(impressionism)⇔表現主義(expressionism) と言葉の上で対立している表現主義ですが、位置づけとしては20世紀初頭ドイツで展開した、反印象主義運動のことです。 その前に、ポスト印象主義のゴッホについて書いておきたいと思います。 …

美術史の話10:立体主義・野獣派・+素朴派〜セザンヌって実はすごい

立体主義 野獣派 +素朴派 その前に、セザンヌの果たした役割を見ていきたいと思います。 日本では下手だ、と不遇なセザンヌ(日本の美術館が持ってないからという説も。)ですが、“近代絵画の父”と呼ばれる美術史上重要な画家です。 デッサンの正確さよりも…

美術史の話9:象徴主義〜怪しい女が好きな一派

象徴主義 世紀末絵画 Q.象徴主義とは? ロマン主義を起源としていますが、以下の点で違います。 ・ロマン主義 感情的 動的 現実的 ↕︎ ・象徴主義 静的 儀式的 夢想的・不可知・神秘的なものに対する偏愛 芸術観 アルカディアを描くことで、物質主義を批判。…

美術史の話8:ポン=タヴェン派・ナビ派・アンティミスト〜中二病と言わないで

ナビ派 ポン=タヴェン派 アンティミスト ゴーギャンのお話。 ゴーギャン物語 裕福な株式仲介人であったゴーギャンは、趣味で絵を描く日曜画家でした。 ある日、脱サラして画家に。 ↓ ゴッホの弟・テオの策略で、ゴッホと黄色い家で共同生活を送りますが、か…

美術史の話7:新印象派・ポスト印象派〜セクシーなの? キュートなの?

ポスト印象主義 新印象主義 Q.あなたが落としたのは、新印象派ですか? それともポスト印象派ですか? A.とりあえず普通の印象派ください。 後期(ポスト)印象派と新印象派。紛らわしいですが、新印象派は印象派の進化・発展形であるのに対し、ポスト印象派…

美術史の話6:印象主義〜当時はボロクソ言われていた

印象主義 日本で一番人気ともいえるのが印象主義だと思います。美術展を開けば客が入ります。 しかしながら、当時印象派は歓迎されていたわけではありませんでした。むしろ現代ではとても考えられないほどボロクソ言われていました。 印象派は初めてグループ…

近代美術史の話5:写実主義〜天使を描かせたいなら目の前に連れてこい

写実主義 1855年・パリ。 サロンが手を焼く異端児が現れました。 「俺は目に見えるものしか描かない。天使を描かせたいなら目の前に連れてこい」 ギュスターヴ・クルーベ。 その男、危険につき。 神話の登場人物ではない、無名の人の葬儀を描いた、《オルナ…

近代美術史の話4:バルビゾン派〜思想を共有した画家たち

バルビゾン派 Q.「バルビゾン」って何? バルビゾンとは、フォンテヌブローの森の北西部にある村の名前です。 様式・技法というよりも思想を指しています。つまり、作風はばらばらで一概にはくくれません。 見ていきましょう。 ・第一期:理想主義的風景画 …

近代美術史の話3:アカデミスム〜本音と建前の渦巻く画壇

アカデミスム これまでは、前衛を見てきました。 いわゆる画壇もあります。政府主催の公募展・官展(サロン)です。 Q.サロンって? サロンに入選することは、国家から画家としてのお墨付きをもらうことでした。また、作品を発表する機会もこれしかありませ…

近代美術史の話2:ロマン主義〜狂気を初めて芸術の題材にする

ロマン主義 Q.新古典主義とロマン主義の違いは? ・新古典主義 古代の理想美の模倣こそ至上 合理主義、理性 ・ロマン主義 「個性」「独創性」に最大の価値。 非合理性 ex.激しい感情、野蛮、残虐、狂気、夢 芸術観 1.非合理性(狂気)を芸術の題材として取り…

近代美術史の話1:新古典主義〜男はつらいよ・ナポレオンかっこいい・背中フェチ

新古典主義 新古典主義は中世美術に括られることも多いですが、このあと述べる「個人」に最大の価値を置く近代美術の萌芽を見ることができます。 3つの段階を追って見ていきます。 ・第一期 18c末、古代遺跡・ヘルクラネウムの発掘を期に、古代(ギリシャ・…