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雪花伽

たぬきと添い寝したい。

まやかしの月 下3-2

7-2.Fragile:こわれもの

簡単な一点透視パースの描き方・前編

以前、コピックの使い方講座を連載していましたが、 空間デザイナーの卵だった私がマーカーについて語る - 雪花伽 今回からは上級編です。 主にインテリアパースに使える技法を書いていきたいと思います。 というわけで、一点透視パースの描き方を解説します…

まやかしの月 下3-1

7-1.Metaphor of Violinist:ヴァイオリニストの比喩

『うそつき、うそつき』清水杜氏彦〜ぼくのやったことは正義だったのか

社会に殺された人々の話。 最近読んだ『ハーモニー』もディストピア小説でしたが、そちらは見方によればハッピーエンドとも言えるのに対し、こちらはひたすらに残酷。 国民全員に嘘発見器、通称「首輪」の着用が義務付けられた未来。 主人公のフラノは、そん…

まやかしの月 下2-5

6-5.Femme Fatale:宿命の女

生活の木 検定1級Aセット レビュー

アロマテラピー始めました。 生活の木の検定1級Aセットについてレビューします。 onlineshop.treeoflife.co.jp セット内容を好みの順に並べると、 ・ベルガモット ・ダマスクローズ ・フランキンセンス ・サンダルウッド ・グレープフルーツ ・カモミールロ…

まやかしの月 下2-4

6-4.Onement:一なるもの

紅茶について語る

紅茶が好きで色々飲み比べているうちに、案外色々な銘柄を試しているのに気付いたので、まとめてみます。 ノンフレーバード ・フォートナム&メイソン ロビンズエッグブルーのパッケージが可愛いロイヤルなイギリス紅茶。 渋みがなくてまろやかで飲みやすい。…

まやかしの月 下2-3

6-3.Miserable Κασσάνδρα:哀れなカッサンドラー

ホキ美術館名品展〜ミラクル写実〜

2016.12.5 ホキ美術館名品展@阪急うめだ本店 ホキ美術館とは、千葉県にある写実絵画専門の美術館のことで、保木さんという方のコレクションが元になっています。 写実絵画は全体的に解像度が高いといった印象。 中世でもベラスケスとかルーベンスとか写実的…

まやかしの月 下2-2

6-2.Trolley Problem:トロッコ問題

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ポスト印象派編

ポール・セザンヌ 南仏のエクス・プロヴァンスのブルジョワの息子。コミュ障。 実は第一回印象派展に出品していたりする。都会暮らしが合わずエクスに戻る。 マネのことを尊敬しすぎて握手するのが申し訳ない。手を洗ってないんで、とか言って遠慮しちゃう。…

まやかしの月 下2-1

6-1.Sint Praxedis:聖プラクセディス

『虐殺器官』/『ハーモニー』伊藤計劃〜地獄はここにある。この頭の中に

伊藤氏は、言葉をとても大切にされている方なのだなと感じました。 一文一文を祈るように書いておられるのでしょう。 『虐殺器官』の主人公はアメリカの暗殺部隊。 世界各地で虐殺が起こり、その虐殺が起こった場所に必ず現れる、ジョン・ポールという男を追…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ゴッホ編

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ オランダの牧師の家に生まれる。一年前に死産した兄と同じ誕生日に生まれたので、同じ名前をつけられた。 おじが老舗画廊を経営していたので、画商として働いていた。意外と有能だったらしい。 愛が重すぎて、ろうそくの火で手…

まやかしの月 下1-3

5-3.Madonna dei Pellegrini:ロレートの聖母

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ドガとか編

イレール=エドガー・ドガ マネと同世代のブルジョワ。 人嫌いで基本的に性格が悪い。 マネとは気が合い、夫婦の肖像を描いたが、気に入らないといってマネに破かれた。(のちに和解。) モネと険悪。 メアリー・カサット アメリカ出身のブルジョワ。ドガの…

まやかしの月 下1-2

5-2.The White Dog:白い犬

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜ルノワール・グレール画塾編

ピエール=オーギュスト・ルノワール 女の子の絵ばっかり描いていたから危ない人だと思っていたけど、むしろ心が乙女に近いんじゃないかと思い始めました。最近はブグローとかの方がやばいだろって思います。 努力の人。陽気。 気難しいセザンヌも、ルノワー…

まやかしの月 下1-1

5-1.Zdzisław Beksiński:終焉の画家

まやかしの月 下0

まやかしの月 下 PAPER MOON; breeding nameless monsters warning moon あらすじ ハムレットは正気だったのか、それとも狂った振りをする前から、とっくの昔に発狂していたのか――。 生徒会副会長の瀧上由一は、内心でクラスメイトを見下し駒として使役する…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜モネ編

クロード・モネ ルノワールがポジティブだとしたら、こちらはネガティブボーイ。自殺をしようとしてセーヌ川に飛び込んだけど、無傷だったからどうでもよくなった話とかある。 ルノワールとは画塾時代からの親友で、よく比較される。風景画家と言われるが、…

美術史の話6.5:印象派のひとびと〜マネ編

印象主義の補足で、印象派周りの人間関係について語ります。 前の記事でも述べた通り、印象派は史上初のグループ展を開いた一派で、画家同士が親密です。 エドゥアール・マネ 印象派の父。 ブルジョワの生まれで、洒脱なパリジャン。あと女好き。 豊富な古典…

美術史の話14〜総括

総括 近代美術は、合理主義芸術と非合理主義芸術とに大きく分けられることがお分かりになると思います。 合理主義芸術:新古典主義→写実主義、アカデミスム、セザンヌ・スーラ、立体主義、ピュリスム、デ・スティル、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス …

美術史の話13:エコール・ド・パリ〜故郷を失くした放浪者

エコール・ド・パリ エコール・ド・パリとは、パリ・モンマルトルに集った、国籍も作風もバラバラな画家たちの一派です。 当時のモンマルトルは家賃が安かったため、世界各地から貧しい若手芸術家たちが集まってきました。 故郷を喪失した放浪者たち。その作…

美術史の話12:形而上絵画・ダダイスム・シュルレアリスム〜だいたいデュシャンのせい

形而上絵画 ダダイスム シュルレアリスム Q.【形而上】とは 精神や本体など,形がなく通常の事物や現象のような感覚的経験を超えたもの。(大辞林 第三版より) ↑よく分からないですよね。 具体的な事物を神秘的・非現実的な空間に配置して、現実の背後に潜…

美術史の話11:表現主義〜印象主義とは言葉の上で対立

表現主義 印象主義(impressionism)⇔表現主義(expressionism) と言葉の上で対立している表現主義ですが、位置づけとしては20世紀初頭ドイツで展開した、反印象主義運動のことです。 その前に、ポスト印象主義のゴッホについて書いておきたいと思います。 …

美術史の話10:立体主義・野獣派・+素朴派〜セザンヌって実はすごい

立体主義 野獣派 +素朴派 その前に、セザンヌの果たした役割を見ていきたいと思います。 日本では下手だ、と不遇なセザンヌ(日本の美術館が持ってないからという説も。)ですが、“近代絵画の父”と呼ばれる美術史上重要な画家です。 デッサンの正確さよりも…

美術史の話9:象徴主義〜怪しい女が好きな一派

象徴主義 世紀末絵画 Q.象徴主義とは? ロマン主義を起源としていますが、以下の点で違います。 ・ロマン主義 感情的 動的 現実的 ↕︎ ・象徴主義 静的 儀式的 夢想的・不可知・神秘的なものに対する偏愛 芸術観 アルカディアを描くことで、物質主義を批判。…

美術史の話8:ポン=タヴェン派・ナビ派・アンティミスト〜中二病と言わないで

ナビ派 ポン=タヴェン派 アンティミスト ゴーギャンのお話。 ゴーギャン物語 裕福な株式仲介人であったゴーギャンは、趣味で絵を描く日曜画家でした。 ある日、脱サラして画家に。 ↓ ゴッホの弟・テオの策略で、ゴッホと黄色い家で共同生活を送りますが、か…

美術史の話7:新印象派・ポスト印象派〜セクシーなの? キュートなの?

ポスト印象主義 新印象主義 Q.あなたが落としたのは、新印象派ですか? それともポスト印象派ですか? A.とりあえず普通の印象派ください。 後期(ポスト)印象派と新印象派。紛らわしいですが、新印象派は印象派の進化・発展形であるのに対し、ポスト印象派…

絵の解説(まやつき上)

「だからね、たとえ知らない絵があっても、調べないで」 ……とは雫綺の言ですが、作中に出てきた絵を解説したいと思います。 ネタバレ注意です。

まやかしの月 上Ep

4-4.Le Beau Monde:世界は美しい

美術史の話6:印象主義〜当時はボロクソ言われていた

印象主義 日本で一番人気ともいえるのが印象主義だと思います。美術展を開けば客が入ります。 しかしながら、当時印象派は歓迎されていたわけではありませんでした。むしろ現代ではとても考えられないほどボロクソ言われていました。 印象派は初めてグループ…

まやかしの月 上4-3

4-3.Trust Me:私を信じて

まやかしの月 上4-2

4-2.A Little Thinker:小さな哲学者

近代美術史の話5:写実主義〜天使を描かせたいなら目の前に連れてこい

写実主義 1855年・パリ。 サロンが手を焼く異端児が現れました。 「俺は目に見えるものしか描かない。天使を描かせたいなら目の前に連れてこい」 ギュスターヴ・クルーベ。 その男、危険につき。 神話の登場人物ではない、無名の人の葬儀を描いた、《オルナ…

まやかしの月 上4-1

4-1.Flower Addiction:花に溺る

まやかしの月 上3-5

3-5.If Winter Comes,:西風に寄する歌

近代美術史の話4:バルビゾン派〜思想を共有した画家たち

バルビゾン派 Q.「バルビゾン」って何? バルビゾンとは、フォンテヌブローの森の北西部にある村の名前です。 様式・技法というよりも思想を指しています。つまり、作風はばらばらで一概にはくくれません。 見ていきましょう。 ・第一期:理想主義的風景画 …

まやかしの月 上3-4

3-4.Hallucinosis:胡蝶の夢

まやかしの月 上3-3

3-3.Temptation of Christ:荒野の誘惑

近代美術史の話3:アカデミスム〜本音と建前の渦巻く画壇

アカデミスム これまでは、前衛を見てきました。 いわゆる画壇もあります。政府主催の公募展・官展(サロン)です。 Q.サロンって? サロンに入選することは、国家から画家としてのお墨付きをもらうことでした。また、作品を発表する機会もこれしかありませ…

まやかしの月 上3-2

3-2.Leannán-Sídhe:リャノーン・シー

まやかしの月 上3-1

3-1.A Fanatical Believer:狂信者

近代美術史の話2:ロマン主義〜狂気を初めて芸術の題材にする

ロマン主義 Q.新古典主義とロマン主義の違いは? ・新古典主義 古代の理想美の模倣こそ至上 合理主義、理性 ・ロマン主義 「個性」「独創性」に最大の価値。 非合理性 ex.激しい感情、野蛮、残虐、狂気、夢 芸術観 1.非合理性(狂気)を芸術の題材として取り…

まやかしの月 上2-6

2-6.The Weather Forecaster:悪天の予兆

まやかしの月 上2-5

2-5.Luca's Yard:路加の杜

近代美術史の話1:新古典主義〜男はつらいよ・ナポレオンかっこいい・背中フェチ

新古典主義 新古典主義は中世美術に括られることも多いですが、このあと述べる「個人」に最大の価値を置く近代美術の萌芽を見ることができます。 3つの段階を追って見ていきます。 ・第一期 18c末、古代遺跡・ヘルクラネウムの発掘を期に、古代(ギリシャ・…

まやかしの月 上2-4

2-4.Art Therapy:芸術療法